塔の山の植物相と植生および植生管理に関する考察

宮内 泰之; 岡田 明香; 片山 暁子; 松下 礼; 三宅 祐美子

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塔の山の植物相と植生および植生管理に関する考察	Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止
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アイテムタイプ	紀要論文(ELS)_JAIRO Cloud（WEKO3）対応_9c8f75df
言語	日本語
ページ属性	P(論文)
論文名よみ	トウノヤマノショクブツソウトショクセイオヨビショクセイカンリニカンスルコウサツ
著者名(日)	宮内泰之 / ミヤウチヤスユキ ( CiNii ID: 1000070352705 ) 岡田明香 / オカダサヤカ ( CiNii ID: 9000006605100 ) 片山暁子 / カタヤマアキコ ( CiNii ID: 9000006605101 ) 松下礼 / マツシタアヤ ( CiNii ID: 9000006605102 ) 三宅祐美子 / ミヤケユミコ ( CiNii ID: 9000006605103 )
著者所属(日)	恵泉女学園園芸短期大学園芸生活学科造園学恵泉女学園園芸短期大学園芸生活学科恵泉女学園園芸短期大学園芸生活学科恵泉女学園園芸短期大学園芸生活学科恵泉女学園園芸短期大学園芸生活学科
抄録(日)	県立伊勢原方面公園(仮称)の計画地である塔の山(伊勢原市三ノ宮)において,植物相,キノコ類,植生に関する調査を行った.植物相調査では,シャクジョウソウ,リンドウ,キンラン,マヤランなどの3科8属10種類の種子植物を,12科20属31種類のシダ植物を新たに確認した.キノコ類の分布調査では12科18属20種類を確認した.植生調査では5種類の植物群落を確認し,相観植生図を作成した.また,塔の山で最も広い面積を占めている落葉広葉樹林において植物群落調査を行った.その結果,植生管理の内容の違いにより群落構造や林床植生に違いがみられることがわかった.また,過去の土地利用や種子散布形態は,現在の植物の空間的分布状況に影響を与えているようである.以上のことから,塔の山で植生の保全・活用を図る部分について,以下のように植生管理方針の異なるゾーン区分を行うことが望ましいと考えられる.(1)落葉掻きや下刈りなどの植生管理を行うゾーン.(2)低木やササ類の下刈りを行うゾーン.(3)ササ類を密生させない程度の下刈りを行うゾーン.このように植生管理の内容を変えることにより,塔の山全体として多様な空間を創出し,生物の多様性を維持することが可能になると考えられる.また,歩道以外へ立ち入らないことや,植物の掘り取りを行わないことなどを,公園来訪者に対して協力を呼びかけていくことも必要である.
雑誌書誌ID	AA12244620
雑誌名	研究紀要
巻	36
ページ	39 - 50
発行年	2005-03
コンテンツに関連する検索キーワード	恵泉女学園大学　塔

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